数ある投資の中でも、手持ち資金が少ないサラリーマンでも始めやすい資産運用の1つとして注目されているのが不動産投資です。特にワンルームマンションへの投資に人気が集まっています。銀行にお金を預けても1%ほどの金利しかつきませんが、ワンルームマンションに投資すれば新築で2~3%、中古で4~6%ほど金利がつくため、段違いに効率がいいのです。
ワンルームマンション投資のポイントとしてまず挙げられるのがアクセスに関すること。ワンルームマンションを借りる人たちはほとんどが毎日通勤か通学をしています。そのため、借り手にとって最優先すべきことは職場や学校へ通いやすい立地であるかどうかです。最寄り駅からバス、車、自転車などを使わずに自分の住まいに着ける、駅から徒歩10分以内の物件を購入するといいでしょう。
また広さや条件も大切です。ワンルームマンションが誕生した1980年代、広さは15㎡、バス・トイレ一体型が定番でした。ですが、時代とともにその仕様も変わっていき、現在では広さが18~22㎡、バスとトイレが分離したタイプが主流となっています。実際、借り手の7割がバス・トイレ別という条件で検索を行っているそうです。もちろん、バスやトイレの設備がしっかりしているのも大切。もし物件の購入後にトイレ詰まりが発生した場合は、早めに業者に依頼して修理しましょう。
そしてカーペットよりもフローリングタイプがおすすめ。カーペット敷きのフロアは家具によるへこみが残るため、入居者が代わるたびにカーペットの交換が必要になります。交換費用は敷金のアップにもなってしまいますし、張り替えを行うことで数日でも空室期間が長くなると利回りにも影響してきます。ワンルームマンションへの投資は出来るだけ物件を長く所有し、利回りのいい家賃収入を得ることが成功のポイント。中古物件の購入価格が安くても、維持費用が高い場合は実質利回りをチェックしてから購入を検討しましょう。