不動産売買は、一般の人は一生にそう何度も経験することではありません。そのため、事前の情報収集や取引する業者の選択がとても重要になります。
賃貸であれば、経験と割り切って気軽に選択することも出来ますし、情報収集も物件についてのみをネットで調べて、一度の内見で決める人も多いです。賃貸の場合はシングル層の割合が高く、家にいる時間が限られていますし、住んでみて街が好みに合わなければ、更新時に住み替えることも簡単だからです。また、賃貸に多い集合住宅の場合、管理はオーナーの責任で行いますので、管理組合などに参加する必要もありません。
これに対し、購入の場合は、集合住宅では通常組合員として管理に参加しなければなりませんし、戸建てでも簡単には住み替えが出来ない状況での近所付き合いなどを行っていく必要があります。ですので、事前の情報収集の重要さも購入の場合の方が圧倒的に高いのです。
土地そのものの形状なども情報収集する必要があります。災害などで傾いてしまったら、自分たちの負担で修繕する点も購入の特徴だからです。
また、売主であっても仲介であっても、不動産会社の選択にも注意を払う必要があります。重要事項説明などにおいても、業者の主観で説明すべきかどうかの判断が分かれることがあるからです。